持続可能な企業発展は、すべての人の利益となります。それは会社の未来における安定を保証し、健全な労働環境を整え、サプライヤーやお客様、ひいては社会全体にポジティブな影響をもたらします。
Hatebur では長年にわたり、持続可能性を向上させるための措置が講じられてきました。管理システムの構築と拡張により、それらの個々の要素から、客観的に追跡可能で測定可能なステップ、段階、マイルストーンを備えた、より優れた持続可能性に向けて明確に定義された道筋が生まれます。
その意味で、私たちの目標設定は広く認められた基準に基づいて定められています。特に、持続可能性報告書に関して国連の 17 の「持続可能な開発目標」と「グローバル・レポーティング・イニシアチブ(GRI)」を挙げることができます。
EcoVadis 社 – そして私たちの新しい受賞
2022 年に向けて、私たちは初めて EcoVadis 社による評価に応募しました。このプラットフォームは、持続可能性評価において世界で最も信頼できる格付けプロバイダーとして認められており、私たちはすぐにブロンズステータスを獲得しました。EcoVadis 社は、調査対象の全分野の総合分析において、Hatebur を同セクターの全企業の中の上位 22 %に評価付けしました。2022 年の報告年度に実施された持続可能性の 3 つの側面に関するHatebur の措置が、評価の基礎となりました。
EcoVadis 社は、グローバルサプライチェーンのパフォーマンスを向上させるためのユニバーサルスコアカードとコラボレーションツールを通じて、企業が持続可能性目標を達成できるよう支援しています。現在、125,000 社を上回る企業が EcoVadis ネットワークに参加しており、ブランドの保護、透明性の促進、イノベーションの推進を進めています。
この号の編集期限の直前に、2023 年の評価結果を受け取りました。それによると、私たちは前年のブロンズステータスを維持できただけでなく、調査対象となったほぼすべてのカテゴリーで向上していました。私たちは、この喜ばしい進展を、さらに持続可能性を高め、最適化における潜在的な可能性をできる限り活用していくためのインセンティブとして受け止めています。
経済的な側面:経済的パフォーマンス
私たちのマシンが特に環境保護と CO₂ 排出量の削減に与える影響について、NetShape の前号で詳しい記事をご紹介しています。私たちの革新的なソリューションはお客様にさらなるメリットをもたらすので、EcoVadis 社による評価にあたっては、それらの面も重要な役割を果たしています。このようにして、私たちは競争の激しい市場で未来に向けて常に決定的に先んじており、長期的な経済的成功を確実にするための基盤を築いています。
私たちはパンデミック以前から、原料、物品、サービスの利用可能性の重要さを認識していました。だからこそ、私たちは持続可能な基盤に基づいて調達を行うために全力を尽くしています。明確に策定された行動規範には、パートナーの選定および協同に関する規則が定められています。それにより、失敗のリスクを最小限に抑え、たとえばサプライヤーが不祥事によって記事になったために緊急説明が必要になるというようなリスクを回避しています。
理想的なケースでは、お客様である Schaeffler グループやサプライヤーであるイタリアの Lucchini 鋳造所のように、私たちのビジネスパートナーも同様に EcoVadis 社と協同しています。これにより、
サプライチェーン全体が透明性をもって形成され、最適化の可能性が特定しやすくなります。確かに、国内の、また国際的な持続可能性に関する野心的な目標は、単独で達成できるものではありません。共同で連携システムを構築して活用することによってこそ、取り組みの成果を大幅に向上させることができるのです。
エコロジーに関する側面:環境と気候における保護
これについても、2022 年に報告すべきことが複数ありました。そこで、私たちはライナッハの拠点において温室効果ガス排出量と環境への影響に関する包括的な記録と評価を実施しました。特に注意を払ったのは、すべての廃棄物について透明性をもって文書化することと、それらの廃棄物の適切な処分でした。
さらに、エネルギー消費量を削減し、電気消費量の高いマシンを特定することにも重点を置きました。そしてワークショップの一環として、私たちは省エネ の潜在的可能性を特定し、管理施設や組み立て施設に最新のヒーターサーモスタットを設置するなどの対策を導入しました。それにより、必要な暖房エネルギーを直接削減できるだけでなく、コスト面にも直接的な影響がもたらされています。
生産においては環境に優しい様々な補助材料が導入されており、作業現場における健康保護の要件にもより配慮されています。特に新規事項として、炭化水素などの揮発性有機化合物をほとんど含まない防錆油が使用されています。
社会的な側面:社会と人々
この新しい防錆油は、持続可能性に関する個々の分野が、しばしばいかに密接に結びついているかを示す一例です。その導入により、私たちの環境にも現場の従業員たちにも等しくプラスの影響がもたらされます。実際のところ、安全で健康的で働きやすい職場環境を作るための予防措置は、さらにはるかに進んでいます。
たとえばライナッハとブルックの拠点では、労働法と人権に関する広範なデータの収集と評価が行われています。この率先的な取り組みの中心には労働安全がテーマとしてあり、それは的確なトレーニングと指導によって考慮されています。2022 年の事故件数はすでにセクター平均を下回っており、これをさらに改善することが目標として掲げられています。さらにスイスにある子会社では、雇用側代表者と定期的に連絡をとる従業員側代表者の、法的拘束力のある選出と任命が行われます。
Hatebur グループの全従業員を対象とした行動規範は、2022 年より改訂版内で公開されています。この「バージョン 2.0」では、特に労働条件、人権、環境に関するテーマについて大幅に拡張されています。この行動規範による価値観と原則は、ライナッハとブルッグの拠点における事業行動の倫理的な面を詳細に検討するための基盤として役に立ちます。これは汚職や贈収賄に関するリスク分析と密接に関連しており、そこから予防策が講じられています。別のリスク分析では、データセキュリティとデータ損失のリスクに焦点が当てられています。ここでは従業員へのトレーニングが効果的な予防策となります。
私たちは、EcoVadis 社による格付けのみから判断しているのではありません。持続可能性の領域には、常に改善の余地があります。私たちは、多くの面ですでに多くのことを成し遂げていると確信しており、他のすべての面でも継続的に改善していく意欲があります。なぜならそれは、皆さん、私たち自身、未来の世代に対する私たちの責務だからです。